
子供に手を差し出しすぎ、口出ししすぎのお母さんが増えてきたように感じます。例えば子供が何か工作をしようとしているときについ手が伸びて手伝ってしまうお母さん。子供が自分で何か模索しながらやっているときに「それはこうすればいいのよ」とつい口を出してしまうお母さん。転んだ子供をつい起こしてしまうお母さん。
こんなお母さんは小学校受験の場合のみならず子育て全体において「失格」と言わざるを得ません。
ここまで読んで「ああそうだ!」とピンと来たお母さんは救いがあります。問題は「え? どうして?」と首をかしげるお母さんです。
手の差し出しすぎ、口の出しすぎは、子供の自主性の芽を奪ってしまいます。下手をすると子供の生命力を根こそぎ奪ってしまいます。こんなお母さんの下で育つとどんな人間になるか想像できますか。
指示待ち人間。無気力人間。親離れできない人間。何も行動できない人間。こんな子供を何人も見てきました。
のびのびとした子供らしい子供に育ってほしいのなら、まずお母さんが変わることです。
「手を出したら過保護。口を出したら過干渉」という言葉があります。この言葉を頭にたたき込んで子育てしてください。
小学校受験の現場で求められるのは、生命力あふれる子供なのです。そしてそんな子供は自分で人生を切り開いていけるのです。